
カラシを医者に連れて行く。
外見上はそれほどの異常はないし、元気は元気だったんだけど、なにせ元がノラネコ。どんな病気を抱え込んでいるやも知れぬということで念のため。それにおとといの晩にはちょっと気になるくしゃみを何度かくり返していて、昼間はやたら寝ていることが多いので風邪でもひいてるかと思い、早めの検診が吉だろうと思い立った。
かかりつけの近所の獣医に行き、診療台のうえでまずは体重測定から。手で抱いてると1キロあるかないかくらいの頼りなさ(砂糖の1キロパックの方が重いと思っていた)だったんだけど、いざ計ってみれば1.7キロもあってちょっとびっくり\(・o・)/。「うーん、生後3ヶ月くらいでしょうか」と獣医さん。7月の上旬くらいの生まれじゃないですか、と。やはり二年前にタバを拾ったときよりは育った状態だった。
次に体温測定。お尻の穴に体温計をぶっ射され、ちょっと居心地悪い様子のカラシだったがおとなしく計らせた。「おとなしいですねー」獣医も驚く従順ぶり(笑)測定結果は38.5度。仔猫の平熱は9度くらいあることからすれば異常なし。
「ただリンパがちょっと腫れてますね。鼻も出てるので、軽い風邪ひいてます。風邪薬出しときますね」と。やっぱり・・・。来た初日に風呂入れてシャンプー二度もかけたのがまずかったかなあ。風邪ひかせちゃまずいと一応ドライヤーで念入りに乾かしたんだけど、このところの冷え込みにやられてしまったのかもしれない。
「あと、ちょっと気になるので、念のため簡単に検便しましょう」ということで、体温測定の時に体温計に付着したモノを顕微鏡でチェック。別に元気だし大丈夫だろうと思っていたら「?あれ、なんかいますね。ちょっと見てください」と獣医さん。促されるままに顕微鏡を覗き込むと、確かにそこにはラグビーボール状のかたちをした奇妙な物体が写っていた。
「なんすかこれ」
「えー、これですね、これのタマゴ」と言って獣医が差し出した図鑑には「マンソン裂頭条虫」なる回虫の一種が示されていた。
「…。なにかヤバイ病気になったり?」
「いや、そんなたいそうなことにならないですし、注射で殺せる虫なので大丈夫。とりあえず注射打っておきます」ということでよもやの回虫感染が発覚したカラシ。どうやらこの虫はカエルなどの体内に寄生していて、それを食べた動物の体内で成長するらしい。カラシはノラネコ時代、カエルを食べて飢えをしのいでいたのだろう。ウチの近所は田んぼだらけだし、夏場なら食べるカエルには事欠かない_(^^;)ゞ幸いこの虫は直接他の動物に感染することはないらしいので、タバやジルにうつる心配はなかった。
僕らの会話を聞きながら、診療台の上でぽーっとしているカラシ。しかしほんとにこいつはおとなしい。「何にもすることないけど別につまらなくはないです」といつもそんな感じ(笑)そうしている横では獣医さんがせっせと注射の準備。目の前に注射が差し出されてもそれが何かカラシには分からない。当たり前である。生まれてこの方注射など打たれたことなどないのだから。
「はーい、じゃあイキますからねー」医者にカラダを抑えられてようやく「?」と思ったカラシ、何が起こるかと思う間もなく右のふともものあたりに「ぶす」と注射が差し込まれた。
「!?んぎゃにゃにゃにゃ〜!(;o;)」はじめての痛みに暴れて抵抗するカラシであったが、その一暴れが終わる前には注射も終わっていた。「はいこれで大丈夫〜。2,3日たっても便通おかしいようだったらまた来てください」と言われ、風邪薬をもらって帰ってきた。

帰ってくるとさっそくベッドの上で横になるカラシ。「ふー、なんとなくエライ目にあいました」と言ってるような(笑)でもこのあとしばらくしたら予防接種でまたそのエライ目に遭わせてしまうことになるけどこれもキミの健康のためだから我慢してくれ。
次回通院は1週間後くらいか。そのときにはタバとカラシ双方の3種混合ワクチンの注射をする予定である。カラシは今日ワクチン注射もやってもらうつもりでいたのだけど、「まだ慣れるまでしばらくはいいでしょう」ということで先延ばしになった。