モーターサイクル>ネコ>ゲーム。僕の人生いまのところまあそんな感じ。この先もずっとそうかは分からない。web2.0時代に抗うかのように、1.0コンセプトを貫き通すBLOG。

MotoGP大変革の年、それは2010年か。

カワサキの撤退によって、その存続が風前の灯、あるいは現在の繁栄が砂上の楼閣であることに気づかされたMotoGP。この危機的状況を打破するには、その高コストが前提の運営方法について、抜本的な改革が必要であると、ドゥカティのチームボスである、リビオ・スッポは語っている。

■autosport.com - MotoGP News: MotoGP to make radical cost cuts

http://www.autosport.com/news/report.php/id/72767

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スッポは、MotoGPに関係するマニファクチャラーは、F1に倣った、ドラスティックなコストカットの手法を導入すべきと主張する。それも可及的速やかに、来年の2010年を待たずして行う必要がある、と。

スッポは、まずはグランプリレースの行われるセッションを全体的に短くしてエンジンの寿命を延ばし、エンジン交換のルールを変更することが、今後の第一義的な変革になるだろうと語った。

「コストカットのための改革を2009年に行うには、奇跡でも起きない限りはもう無理です。なぜなら今年用のマシンはすでに作ってしまいましたからね」とスッポ。

「しかしながら、私たちは、どうすることが一番のコストカットの方法になるのかについてはあらかじめ理解を深めておく必要があります。プラクティスセッションでは、エンジンを酷使することで金属パーツの消耗を極端に早めるため、それは従来から多大なるコスト負担を生じさせるものとなっていました。そのことに気づいた私たちは、それはいますぐに対応すべきこととして、今年の新型マシンについては、可能な限りコース上を走らせないようにしました。それによって、テスト日を減らし、フリープラクティスと予選セッションを短くし、少なくとも1基のエンジンを2レースは使えるようにするようにしたほうがいいということになります」

「エンジンのメインテナンスとそれに関連した交換可能なパーツ類については、コストカットのバランスシートを考える上にいおいて、非常に重要なものとなります。近年のエンジンのメインテナンスについては、毎レース後、だいたい600〜700km走ったところで行われてきましたし、それが1000kmノーメンテなどということは、誰一人として考えもしないことでした」

「少なくとも、私たちの考えるプロポーザル(提言)においては、今年からすぐにでも2レースで1基のエンジン使用を義務付けるようにすべきだと考えますし、2010年にはそれを3レースまで延長すべきだと思っています。しかし、いますぐにこれを実施するのは無理にしても、2010年までなら、このようなラディカルな改革を行うための時間はあるでしょう」

「私たちはすでに、レース後月曜のテストをキャンセルすることと、(練習走行や予選の)セッション時間を短縮することについて、皆からの同意を得ているということを申し上げておきたいと思います。2レースで1基のエンジン使用を義務付けることについては、現在日本のメーカーからの返答を待っているところです。これは、技術的に非常にデリケートな内容を含むので、いくつかのマニファクチャラーからは、その回答については時間が欲しいとの打診が入っています。彼らは、いったい何に対応できて何が技術的に無理なことなのかについて詳細を検討しているようです。それに時間が必要なことはぜんぜんおかしなことではありません」

スッポは、次の議題としては、セパンで行われる合同テストの際に、果たして2010年に何を具体的施策として実施すべきかを絞り込むことだと語った。

「私たちには、それらに対する非常にたくさんのアイデアがあります。たとえばブレーキを鋳鉄にするということがあります。また、各チームで持っているスペアバイクを1台にするということもあります。そして、エンジンについてはメインテナンスまえにもう1レース使うことを義務付けるということです。これらは来年、非常に大きな変革(ビッグチェンジ)がなされることを意味します」

スッポは、カワサキの撤退が、(金ボケした)MotoGPの世界の目を覚ましてくれたと付け加えた。

「結局のところ、(カワサキが撤退したことによって、レギュレーションを変更を行う必要が生じたことによって、そのために)このように皆が一堂に会して話し合うのがいかに難しいかということが、よく分かりました。

しかし、そのことによって、皆がいかに真剣かつ公正に、この問題について同じ方向を向いて対処しようとしているかという、その強い意志を見ることができました。

今わたしたちは、私たちがこれまでにとりまとめた提言を、GPコミッションが正規のレギュレーションとしてどのようなかたちで採択されるか、その成り行きをを見守っているところです」
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・・・最初読み始めたときは、もしかしたら大層な話になるのかと思って期待したんだけど、読み進めてみると、これまでにあちこちでいろんな人が言っていたことの総まとめみたいな感じだった・・・。スッポの話す英語は、なんとなくアタマに入りにくくて、訳すのちょっと苦労したのに骨折り損・・・・。

もっとも、MotoGPのコストカットのための施策については、エンジン交換期間の延長(2レース1エンジンを義務化)を基本に、カーボンブレーキの廃止、スペアバイクをチームで1台とすること、プラクティス、クオリファイの短縮、レース後のテスト撤廃というのをほぼ規定路線として、2010年の実施を待つばかりな状況であることはおおむねはっきりした。年末のカワサキ・クライシスを受けて動き出した(わけじゃないんだろうけど)とすると、なかなかにスピーディな対応だと思う。エンジン交換規定については、日本のメーカー(ってヤマハ・ホンダ・スズキ)が耐用検証中ってことで、果たしてGP期間中の走行距離を減らしたとしても、それで2レースもたせられるのかどうかについてはまだ分からないけれど、エンジンのライフを伸ばす施策については、18000回転を常用するドゥカティが率先して話を進めているようなので、これは日本のメーカーも追随せざるを得ないだろう(ドゥカティができて日本のメーカーができないとなったら、それはそれで恥なのだからして)。

えー、ドゥカティ関連については、以下のような話題もあり。

■Ducati launch Stoner's carbon fibre MotoGP bike - MCN
http://www.motorcyclenews.com/MCN/sport/sportresults/mcn/2009/January/12-18/jan1409-new-gp9-ducati-unveiled/

これまでの鋼管パイプを使ったトラスフレームから、遂にカーボンフレームの採用に踏み切ったGP9のお披露目。マシン自体のドライバビリティも、これまでのストーナースペシャルを改め、より「ライダーフレンドリー〜フラットトルクでリニアなレスポンス」なマシンにしたとのことである。エンジンの高回転化も同時に進めているとのことで、ストレートスピードを失うことなく、コーナーからの脱出加速性能が高められたマシンになっているということだろう。

これまでのドゥカティは、あくまでストーナースペシャルなマシンでの結果を残してきたところを、誰もが乗れるドライバビリティを持たせたことで、新しくドゥカティマシンを走らせるニッキー・ヘイデンとともに、果たしてストーナーがどのような対応と結果を出してくるのかに注目である。


■Ducati boss against unifying MotoGP and World Superbikes - MCN
http://www.motorcyclenews.com/MCN/sport/sportresults/mcn/2009/January/12-18/jan1409-ducati-boss-against-unifying-motogp-and-wsb/

こっちもドゥカティのボス、という書かれ方だけど、スッポがチームマネージャーなら、こっちはチームオーナー的位置づけの人なのかな?CEOって書いてあるし。クラウディオ・ドメニカリなる人物、スーパーバイクとMotoGPの統合についてはナンセンスだと一蹴。参戦費用が高騰してるのは、スーパーバイクもMotoGPも同様で、同じく経済危機の影響も多大にあるけど、それぞれのカテゴリーで別々のコストカットの方策を打ち出すことで、チャンピオンシップの統合などせずとも、この危機は乗り切れると語っている。「そもそもが、まったく別の歴史を持つレースカテゴリだからね。その運営も別々に考えるべきだよ。将来的な展望については、景気の悪化は避けられるものではないが、それぞれのレースで、ラディカルな変革が行われるのは間違いないし、ドゥカティの参戦も変わらず継続されるよ」とのこと。なるほどね。このところの「MotoGPはもうやばいんじゃないか」説からすると、レースの生き残りをかけたらどちらかのレースに統一するか、どっちかがどっちかに吸収されちゃうんじゃないのかねとは僕も思っていたことなんだけど、ドゥカティのこの人曰く、そんなことはありえへん、ってことらしい。確かに、スーパーバイクとMotoGPじゃ、レースとして持つブランドの力というか、アピールの方向がそれぞれ異なるので、とりあえずバイクが走っていればいいと統合してしまうというのは暴論であるのは間違いない(←それぞれの違いのわからない素人考え)。僕は個人的にMotoGP(というか、WGP!)の存続を願っているし、スーパーバイクはあくまで市販車ベース、MotoGPはプロトタイプという位置づけだけは、これからも、この先もかわらず維持していっていただきたいと思っている。

[追記:なにやってんの?カワサキ]

撤退すんじゃないのかよ。

■Kawasaki testing 2009 MotoGP bike in Australia! - MCN
http://www.motorcyclenews.com/MCN/sport/sportresults/mcn/2009/January/12-18/jan1409-kawasaki-testing-2009-bike/

ドルナからの働きかけもあって、プライベート参戦(レスキューパッケージだって!)の道を模索しているってことなんだろうけど、テストするんだってカネかかるし(誰が出したのさ?)、オリビエ・ジャックの手による、この新型エンジンを搭載した09モデルのZX−RRのテスト走行が何を意味しているのかについて考えてみるとなんとなく変な感じ。アメリカのビッグ3救済じゃないけど、レースやめますと言えばなんらかの救済プランが取られるってんなら、ほかのメーカーもやめたほうが得みたいなことにならなきゃいいけど。

・・・・マシン作って、それを供給しておしまいで良ければ、やっぱ市販レーサーで一回マシンを統一して、それの供給台数でメーカー側も一定の商売が成り立つようにしたほうがいいんじゃないの?ワークス参戦枠は、各メーカー1台ずつあればいいでしょ。FIMの言ってた「80年代に帰れ」というのは、なんとなくわかる気がするよ。
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