三宅島はどこ?
単純に、ひとつのバイクイベントとしては成功したってことだろ。
■【レポート】チャレンジ三宅島'08 モーターサイクル フェスティバル in お台場 | ライフ | マイコミジャーナル
~無料イベントということもあり、好天も手伝ってかなりの来場があった~
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/07/08/daiba/index.html
ふん。某女性モータージャーナリスト様は、この盛況に鬼の首取ったようなはしゃぎようだが、僕には相変わらず三宅島が単なる出汁に使われてるようにしか見えないけどな。何度繰り返し考えてみても、三宅島とバイクの接点が明確にならないし、今回のこのイベントだって、どうにもこうにも三宅島の影が薄く見えてしかたない。物販であわびを提供?それでお客さんが喜んでるって?そのためのスポンサードby三宅島なのか?本末転倒も甚だしい気がするが。
タイトルにもあげたけど、ここまでの盛況は、場所がお台場で、無料のイベントだったからだ(それに加えて好天の休日だったからだ)。これで今年の三宅島でのイベントも同じくらいの大盛況になるだろうというのは状況の見通しが甘すぎる。だいたい、ここを訪れた観客のどれほどの割合が、三宅島復興のことにアタマを割いたのか。そしてその中から、実際に今回と同じようなイベントを見るために、遠路はるばる三宅島まで行く人がどれくらいいるのか。あれとそれ、これとそれが全部一緒くたになってまぜこぜ状態で判断されてる。まったくもってわけがわからない。
今回のお台場でのイベントに限って言えば、別に僕はこういうコントロールされた環境下でバイクイベントを開催することにはなんの反対もしないよ。バイクの認知向上だったりその振興だったりには良い影響が見込まれるのは間違いない。これだけのボリュームを詰め込んだバイクオンリーのイベントをやったことには一定の評価は与えてもいいかもしれない(少なくとも、都心部でここまで大きなバイクイベントを開催したことはかつてなかったことだと思う)。だけど、それと三宅島のこととは話が違う。ましてや将来的に三宅島の公道を使ったバイクレースを目論む東京都の首長が相変わらず旗振りの先導をしている。そうした裏の面を考えたら、何をどうしたって諸手を挙げて阿呆のように喜ぶことなど僕にはできない。飲んだら毒物になる劇薬に、これでもかと何重にも糖衣をまぶしてその本質をごまかし、騙している。その一環が今回のお台場のこれではないのか。
しかしこのお台場のイベント、プレイベントにしては大サービスだな。白バイ隊のデモ走行にモタード、フリースタイルにドラッグレースの大盤振舞い。三宅島本島でやれること以上のものを今回見せてしまったんじゃないだろうか。「ここで見たからもういいや。お腹いっぱい」そうならなければいいけどね。
[関連する話題]
●アーブ山口さんのエントリー:税金の無駄遣いの象徴ともなったお台場プレイベント(maderv.com)
[さらに追記:現実を見よ]
●アーブ山口さんのエントリー:第2回定例会一般質問(08/6/17):(maderv.com)
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~モーターサイクルフェスティバルについて問う
私は今の三宅は、お祭り騒ぎ所ではないと思う。島の中を歩いてみてください。伊ヶ谷では、消火栓を直してお金がないからといって、村道に砂袋をおいてそのままです。また、島下では、砂防工事で大型トラックが走り、タイヤの幅で大きくしずんいる。先ず、こうゆう所を直して下さい。~
~オートバイフェスタについて寄せられた村民の声を紹介しますと、
1)身近な島おこしではないし、イベントの島アピ-ルとしてはお金が掛かりすぎだ、三宅にお金が落ちるようにし、これだけの予算は産業振興につかってほしい。
2)予算と実績の対比、協賛金などの情報公開、メリット、デメリットなど関係者の誠意ある報告を伺いたい。
3)打ち上げ花火的な行事も悪くないが、継続性のある文化事業、観光事業を実地した方がよい。
などありました。まだまだ住民の合意をえられていない、今後こうした意見をくみ上げて欲しい。~
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※注:必ずリンク元の全文を繰り返し読むように。
三宅島でバイクレースだイベントだと浮かれている人たちよ、これを見てもまだ自分たちが何に加担しているのか気づかないか。ほかにできること、やるべきことは山ほどあると思わないのか。君たちの目には映らない(否、単に見たくない、知りたくないからと目をそむけている)現実を直視する勇気は、相変わらずないのか。
僕はこの三宅島に関する質疑応答を見て絶句した。本当に、絶・句した。言葉がなかった。
復興もままならず、満足な生活支援すら受けられず、孤独死する老人すら発生している島で、おまつり騒ぎのバイクイベント開催など片腹痛い。罪深いにもほどがある。
こうした現実を踏まえた上で、手前勝手に実施したバイクイベントに相乗りして、自分たちだけが楽しんだあげくに、「三宅島のみなさん、本当にありがとうございます」などという言葉がどの口から発せられるのか。三宅島の人たちがバイク乗りの軽薄なエゴの犠牲になっているとは思わないのか。浮かれ上がる君らの足元でどれほど多くの無駄なカネ(税金)が消費され、本来向かうべきところとは別のところに落ちているのかまだわからないのか。君らはどこまで愚純で鈍感なんだ。こうした状況が一向に改善されないことに、僕はすでに怒りを通り越して悲しみすら覚える。
僕は繰り返し表明する。三宅島でのバイクレース・バイクイベント開催には絶対反対であると。
■【レポート】チャレンジ三宅島'08 モーターサイクル フェスティバル in お台場 | ライフ | マイコミジャーナル
~無料イベントということもあり、好天も手伝ってかなりの来場があった~
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/07/08/daiba/index.html
ふん。某女性モータージャーナリスト様は、この盛況に鬼の首取ったようなはしゃぎようだが、僕には相変わらず三宅島が単なる出汁に使われてるようにしか見えないけどな。何度繰り返し考えてみても、三宅島とバイクの接点が明確にならないし、今回のこのイベントだって、どうにもこうにも三宅島の影が薄く見えてしかたない。物販であわびを提供?それでお客さんが喜んでるって?そのためのスポンサードby三宅島なのか?本末転倒も甚だしい気がするが。
タイトルにもあげたけど、ここまでの盛況は、場所がお台場で、無料のイベントだったからだ(それに加えて好天の休日だったからだ)。これで今年の三宅島でのイベントも同じくらいの大盛況になるだろうというのは状況の見通しが甘すぎる。だいたい、ここを訪れた観客のどれほどの割合が、三宅島復興のことにアタマを割いたのか。そしてその中から、実際に今回と同じようなイベントを見るために、遠路はるばる三宅島まで行く人がどれくらいいるのか。あれとそれ、これとそれが全部一緒くたになってまぜこぜ状態で判断されてる。まったくもってわけがわからない。
今回のお台場でのイベントに限って言えば、別に僕はこういうコントロールされた環境下でバイクイベントを開催することにはなんの反対もしないよ。バイクの認知向上だったりその振興だったりには良い影響が見込まれるのは間違いない。これだけのボリュームを詰め込んだバイクオンリーのイベントをやったことには一定の評価は与えてもいいかもしれない(少なくとも、都心部でここまで大きなバイクイベントを開催したことはかつてなかったことだと思う)。だけど、それと三宅島のこととは話が違う。ましてや将来的に三宅島の公道を使ったバイクレースを目論む東京都の首長が相変わらず旗振りの先導をしている。そうした裏の面を考えたら、何をどうしたって諸手を挙げて阿呆のように喜ぶことなど僕にはできない。飲んだら毒物になる劇薬に、これでもかと何重にも糖衣をまぶしてその本質をごまかし、騙している。その一環が今回のお台場のこれではないのか。
しかしこのお台場のイベント、プレイベントにしては大サービスだな。白バイ隊のデモ走行にモタード、フリースタイルにドラッグレースの大盤振舞い。三宅島本島でやれること以上のものを今回見せてしまったんじゃないだろうか。「ここで見たからもういいや。お腹いっぱい」そうならなければいいけどね。
[関連する話題]
●アーブ山口さんのエントリー:税金の無駄遣いの象徴ともなったお台場プレイベント(maderv.com)
[さらに追記:現実を見よ]
●アーブ山口さんのエントリー:第2回定例会一般質問(08/6/17):(maderv.com)
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~モーターサイクルフェスティバルについて問う
私は今の三宅は、お祭り騒ぎ所ではないと思う。島の中を歩いてみてください。伊ヶ谷では、消火栓を直してお金がないからといって、村道に砂袋をおいてそのままです。また、島下では、砂防工事で大型トラックが走り、タイヤの幅で大きくしずんいる。先ず、こうゆう所を直して下さい。~
~オートバイフェスタについて寄せられた村民の声を紹介しますと、
1)身近な島おこしではないし、イベントの島アピ-ルとしてはお金が掛かりすぎだ、三宅にお金が落ちるようにし、これだけの予算は産業振興につかってほしい。
2)予算と実績の対比、協賛金などの情報公開、メリット、デメリットなど関係者の誠意ある報告を伺いたい。
3)打ち上げ花火的な行事も悪くないが、継続性のある文化事業、観光事業を実地した方がよい。
などありました。まだまだ住民の合意をえられていない、今後こうした意見をくみ上げて欲しい。~
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※注:必ずリンク元の全文を繰り返し読むように。
三宅島でバイクレースだイベントだと浮かれている人たちよ、これを見てもまだ自分たちが何に加担しているのか気づかないか。ほかにできること、やるべきことは山ほどあると思わないのか。君たちの目には映らない(否、単に見たくない、知りたくないからと目をそむけている)現実を直視する勇気は、相変わらずないのか。
僕はこの三宅島に関する質疑応答を見て絶句した。本当に、絶・句した。言葉がなかった。
復興もままならず、満足な生活支援すら受けられず、孤独死する老人すら発生している島で、おまつり騒ぎのバイクイベント開催など片腹痛い。罪深いにもほどがある。
こうした現実を踏まえた上で、手前勝手に実施したバイクイベントに相乗りして、自分たちだけが楽しんだあげくに、「三宅島のみなさん、本当にありがとうございます」などという言葉がどの口から発せられるのか。三宅島の人たちがバイク乗りの軽薄なエゴの犠牲になっているとは思わないのか。浮かれ上がる君らの足元でどれほど多くの無駄なカネ(税金)が消費され、本来向かうべきところとは別のところに落ちているのかまだわからないのか。君らはどこまで愚純で鈍感なんだ。こうした状況が一向に改善されないことに、僕はすでに怒りを通り越して悲しみすら覚える。
僕は繰り返し表明する。三宅島でのバイクレース・バイクイベント開催には絶対反対であると。