モーターサイクル>ネコ>ゲーム。僕の人生いまのところまあそんな感じ。この先もずっとそうかは分からない。web2.0時代に抗うかのように、1.0コンセプトを貫き通すBLOG。

好きに乗れば?

t0155662.jpg僕も以前は「ライディングとはかくあるべし!」と思っていた時期もあったけどね、いまとなってはどうでもいい。みんな自分の好きなように好きなバイクに乗ればいい。乗ってる自分がそれで快適で安全だっていうのなら、別にバイクの上で逆立ちしようがどうしようが構わないと思ってる。僕も僕の考える、「正しく美しいライディングフォーム」で自分のバイクに乗るだけだ。



>BIG MACHINE 2007年8月号

〜これでアナタも一目置かれるライダーになる「華麗なるフォーム」




柏秀樹氏によるライテク解説がメイン。華麗なるフォームだって。いいね、あこがれるよ僕も。というわけで買って読んだけど、ここで柏氏が言ってることは至極正解だし、僕なんぞがどういう言える立場でもなし。ただ、僕は以前から柏氏のものの言い方が僕自身の波長に合わなくて、読んでいてどうにも気分が悪い。結局のところ、この手のライテク解説って、「(○○す)べき論」「(○○す)べし論」に陥りがちで、それは本特集も同じだと思った。



あと、僕が柏氏に反論するところがあるとすれば、柏氏が以前から力説してる「バイクは猫背で乗るなこのやろー」ってところ。これは僕自身のライディングスタイルとは180度異なる(僕は猫背派)。僕は柏氏の言うような、ほぼ直立不動(写真見るとそうだ)のスタイルではバイクには乗れない。あのように上体を起こしてしまうと、僕はフロントに適切な荷重がかけられなくなってしまう。



柏氏曰く、加速で伏せるときも上半身は伸ばしたまま、腰を折ってまっすぐ前に体を倒せ、とあるけど、そんなことしたらアタマがステアリングヘッドを跳び越して前に出てしまわないか?アゴもあがるし、肩もあがる。それではフロントへの荷重がかからないだろう?僕も改めて自分のバイクにまたがって、柏氏のいう姿勢で乗ってみたけど、だめだよ、僕にはできない。直立姿勢から腰を支点に上体を前に倒すと、アタマはステアリングヘッドを跳び越して前に出てしまうし、肩が上に上がって脇が開き、ステアリングを掴むような無駄な力がかかってしまう。それに、上体が直立したまま上体を倒すと、それを支えるのに「お腹」をタンクに載せるような不自然な姿勢になってしまう。柏氏は、この方がカラダにも負担がかからないし腰を痛めることもないって言ってるけど、体型的な問題なのだろうか、僕にはだめだ。この直立姿勢の方が腰が痛い。腹筋からわき腹、腰の後ろを局所的に緊張させないと、倒した上半身を適切に支えることができない。



ただ、確かに僕は猫背で乗る、と書いたけど、それも本誌中で柏氏が例としてあげているような、無理に背中を後ろに引くような不自然な猫背姿勢ではない。



style.jpg


シートにまたがり、上半身をふっと脱力させた姿勢で、そのままステアリングに軽く手をやる。僕の場合、そうすると上半身は自然にタンクのラインに沿って弓なりに曲がり、それが猫背になるのだ。そのまま走り出す。上半身やステアリングに無駄な力はいっさいかけない。上体を支えるのは、脱力し、伸びた背筋が自然に発生させる「反力」と、前に倒した上半身で自然に圧縮された腹筋で多少サポートさせる程度。そこに力をいれるのは、ブレーキングや加速に対抗する必要が生じたときだけだ。もちろんこれはステアリングを常にフリーにし、最大最高の舵角を活かした旋回につなげるためである。



@@@



ライディングスタイルというのは、言ってみればその人の生き方、ライディングに対する考え方が顕在化したものでしかない。だから、ある人にはあの乗り方が合っていて、ある人には別の乗り方があっている。それだけのことだ。だからなんら強制される「べき」ものでもない。人それぞれ体型や筋力、それこそ生き方そのものが違うのだから、絶対真実なライディングスタイルはひとつしかないってものでもない。ただ、間違ったライディングスタイルで乗り続けていれば、いずれは痛い目に合うってだけのことだ。ただそうなったときの責任を、自分で取ればいいのである。



さまざまなライテク雑誌が巷にあふれているけれど、僕としてはそれらはあくまで参考で、自分に合ったところだけを「イイトコ取り」するだけだ。もちろん今回のBIGMACHINEでの柏氏のライテク論にも得るものはあった。それは新たに知る、というよりは再確認、に近い作業だったけど・・・。

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