結局のところ、人間の生産活動にはエネルギーが必要で、それはこの地球上の何らかの資源を消費することでしか得られないってことだ。
■GIGAZINE(ギガジン) - 水から電流を取り出すことを可能にした新しい発電システム「ウォーターエネルギーシステム」を見に行ってきましたhttp://gigazine.net/index.php?/news/20080612_wes/おおこれはすごい。普通に水から電気を作り出し、それで走るエコなクルマ。マジで?ちょっとまだその原理が把握し切れていないんだけど、水からイオン分の電子を取り出し、再度空気中の酸素と融合させることで水に戻す?のかな。うむむ?だとするとこれ、大量に使用したら大気中の酸素濃度に影響出ない?酸素がなくなれば、二酸化炭素が増えるどころの騒ぎじゃないとも思うけど(これって
シズマドライブだ!)。あとこのシステムは、排気ガスの代わりに水を出すみたいだから、これが走ったあとは、路面が常にウェットな状態になる?となればバイクにとっては難しい道路環境になるのかな。バイクがこの水発電モーターを積んだら、自分で撒いた水に乗って転倒したりして。
ともあれ、水なら地球上に無尽蔵にあるからこれで一気にエネルギー問題は解決!とは思うことなかれ。こんな話題も同時にある。
■水は「新たな原油」:淡水生成プラントの現状は | WIRED VISION 〜私たちが今、カーボン・フットプリント(二酸化炭素排出量)を話題にしているように、近いうちに「ウォーター・フットプリント(水使用量)」が話題にのぼるようになるだろうと、彼は予測した。〜http://wiredvision.jp/news/200806/2008061223.html人類はこれまで石油を巡って数多くの戦争をくり返してきたけれど、このぶんだと次は地球上の水資源を争って人の命を奪い合うような状況に陥りそうだ。なんかそんな設定のSF映画があったようななかったような。
石油が枯渇して、水が枯渇する。そうしたとき、地球は本当に死の星となるのだろう。なんとなく、宇宙戦艦ヤマトであった、ガミラスの遊星爆弾を落とされたあとの地球のような風景が目に浮かぶ。
そういや、いま火星に水やら氷があるやもという探査が行われているけれど、あの火星の赤茶けた姿は、未来の地球の姿だったりしてね。
いずれにしても、さまざまな環境対応技術を見るにつけ、僕はある種の諦観に苛まれてしまう。何をやっても結局どこかに別のしわ寄せが行く。エネルギーというのはエントロピーであり、僕らが生きていくにはある一定の、越えられないエントロピーの壁みたいなものがあるようだ。地球という閉鎖系に生きる人類という種族は、滅びを運命づけられた存在なのか。僕らに出来ることは、その滅びまでの時間的猶予をいかに延ばすかということだけなのかもしれない。
[翌日追記:世紀の大発明か、単なるトンデモ科学か]
先の「ウォーターエネルギーシステム」だけど、事後の情報だとどうやらマユツバもんのいんちき発明だとか。
□真偽判断に役立つ「ウォーターエネルギーシステム」に対する各報道陣からの質疑応答いろいろ、そして現時点での結論 - GIGAZINEhttp://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080612_wes_q_and_a/だらだらと続報があがり続けているようで。
ちょっとまだ体調悪くて細かい情報追えないんだけど(集中力が続かない・・・)、現状説明のない触媒部分が納得できるシステムであれば、あるいはありえないシステムでもないような気はまだちょっとするけど、もしこれが本当に説明のとおりの発電能力を備えているとしたらこれは世界がひっくり返るような大発明ってことになる。真相はどっちなんだか。どっちでもいいけど。
しかしこの手の似非科学系の発明って数年おきに必ずおおっぴらなニュースになるよな。だいぶまえだけど、やっぱりこの手のフリーエネルギーでの発電に成功した!と言って、その後援者としてアントニオ猪木がテレビでどうたらやってるのを見た気がするけど。あれも結局それっきりだったし、まあ確かに世界の物理法則考えればおのずできることとできないことっていうのはある程度は判断できる。とはいえ、すべてを否定してしまうのはそれはそれである種の可能性をなくす行為でもあるので、僕は真偽がはっきりするまでは概ねニュートラルの立場である。常温核融合とかもそう。あれは僕はありえない話でもないっていまだに希望を託すところはある。E=mc2だって最初は鼻水吹くような扱いされていたんだろうし、何がきっかけで世界が変わるかは、変わってみるまでわからない。100年後、1000年後の未来なら、現時点ではトンデモ科学なことも当たり前になってるかもしれない。絶対にありえないということは絶対にありえないと思う。むーん。