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"Stay alert. Stay alive."

stayalert.jpg
http://www.gov.im/lib/docs/tourism//tt2009roadclosures.pdf

マン島政府が公式に配布している、今年のTTレーススケジュールPDFにあった写真。「Stay alert. Stay alive.」のキャッチコピーは、見てそのままの意味だ。訳せば、「マン島で死ぬな」か?あるいは「マン島でバイクで走ると死ぬぞ」か。(あるいは日本語的標語に置き換えるなら、注意一秒怪我一生)

もちろんそれだけ安全に配慮しているということアピールだってことは分かる。アホな観客を戒める意味もあるだろう。

だがしかし。

さっきマン島について調べていて、この島の道路には制限速度がないということを初めて知った。
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何が言いたいんだろう?

ちょっとよくわからない記事。

■石原都知事が公道レースをしないというなら…ホンダがコメント - ニュース - モータースポーツ - Yahoo!自動車
http://autos.yahoo.co.jp/news/detail/2/118071/
~確かに石原都知事は08年のイベントでは「公道レースをやる」と語っている。しかし、2年にわたって実施された三宅島モーターサイクルフェスティバルは、白バイがイベントを交通管理し、首都高速のバイク隊が先導し、主催者が制限時速を測定するという徹底した安全第一主義がとられた。とても公道レースをやろうという雰囲気ではない。~

~三宅島は今も噴火災害の爪痕に苦しんでいる。このイベントが始まったのも、もとはと言えば三宅島復興の一助とするためだ。~

~公道レースという理想を掲げる石原氏に、ホンダはこだわり続ける。だが、現実は公道レースからどんどん離れている。来年、三宅島モーターサイクルフェスティバルが開催されると、イベントは3年目だ。理想と現実の一致が必要な時期に差し掛かっている。~


何この論旨の落としどころが曖昧で、気持ち悪い記事。だから何?えーと、三宅島のイベントの実態は、「モーターサイクルフェスティバルのオートバイより、トライアスロンの自転車のほうが速い」と言われるほどゆっくり走っているから、レースはやらないだろう?三宅島の復興にはこうしたバイクイベントが有効だろう?だからホンダは四の五の言わずにこのイベントに協賛しろと?違う?少なくとも僕にはそう読めた。ホンダはあくまで「(都知事が)公道レースを標榜する以上、協力できない」と言っていて、石原都知事はいまのところ「公道レースはやりません」とは一度も言っていない。だからホンダは協力を辞退しているだけのことなんだけど、この記事の中途半端なホンダ批判に傾いた物言いはいったいなんなんだろう。何が言いたんだろう。批判じゃないよ。純粋な疑問。僕にはこの記事が何をいいたいのかわからないのである。この記事中で言ってる「理想と現実の一致」ってなんだ。レースをやらないでホンダが協賛することが理想なのか?なんかこの記事書いている人、根本的な部分で見落としていることがあるような気がする。素人が書いたブログでもあるまいに、きちんとした結論も出せず、明確な問題定義にもなっていないこんな記事を、さもニュース的に載せるのはやめてもらいたいねレスポンスも、Yahoo!、ヤホーも。

理性的な人が多くて安心した。

東京都庁の人、ここに寄せられているコメントに一通り目を通してください。

■J-CASTニュース : 「ホンダと命がけで戦う!」 石原都知事なぜこれほど怒る(三宅島バイクレース)
-コメント一覧-

http://www.j-cast.com/2008/11/05029824.html?ly=cm&p=1

中の何人かは実情を知らず、興味本位で人死に前提のレースを見たがっている人もいるようだけど、全体としては大多数が、冷静かつ理性的に状況について判断をされているようだ。正直、巷では「公道でバイクレース?いいじゃん」的な意見が多いのかと思っていたので、ここに寄せられたコメントを見ていて僕はちょっと安心したよ。

僕も訴えられるかなあ?ガクブル

なんだこれ。ホンダも災難だね。

■livedoor ニュース - 「ホンダと命がけで戦う!」 石原都知事なぜこれほど怒る

~都知事の発案で始まった三宅島でのバイクイベントを巡り、協賛を拒否した本田技研工業に対し、石原慎太郎知事の怒りがヒートアップしている。「この大会を意識的に妨害してるんだよ」などと発言。さらに、「取材するな」とホンダがメディアに圧力をかけているとし、「私、命を張っても戦う!。とにかく抗議に行く」などと宣戦布告した。~
http://news.livedoor.com/article/detail/3888286/

三宅島バイクレースに関する報道をした媒体には、今後広告出稿をしないとホンダが圧力とかけた、許せん、というのが石原都知事の言い分。実際そういうことがあったかどうかについてはホンダからの明確な回答はなし、と。

ふふふん。なんかもう馬鹿馬鹿しくてどうでもいいぜ。

てか、「この大会を意識的に妨害してるんだよ!」ってことなら僕のブログもそういうスタンスなので、石原都知事に殴り込まれるかな?損害賠償とか請求されるのかな?ガクブル。実際、僕のブログには、三宅島バイクレースの件に関連しての東京都庁からのアクセスが、まあいったいどこをそんなに見てるんだかっていうくらい頻繁にあるので(リファラ見てますよ)、なんだよ、言いたいことがあるならラップで言えメールでもよこせばいいのにって。(こっちの言いたいことはすでにすべてこれまでのエントリーに書いてある

都知事も三宅島でバイクレースやるんだい、命がけでやるんだいっていうならやりゃあいいさ。こっちも命がけで反対の意志を表明し続けるだけのことだし。だいたい、この二年の現地での開催状況からすれば、ほっといたってあのイベントはこの数年のうちに(ムダな税金使えるだけ使って:三宅島島民の真の望みは叶うことなく)自然消滅するだろうというのが僕の見立てである。僕からすれば「すでに終わってる」用件である。

しかし、これでもし都知事が力ずくでホンダの協賛を求めたとしたら、それはそれで恐喝というか恫喝に値する行為だろうし、ホンダが実際に広告出稿について外部から圧力をかけたのなら、それはそれで(三宅島でのバイクレースの危険性を憂慮しての協賛辞退という本意とは別の)独禁法かなにか分からないけど(報道の自由とかかな?)、法律に抵触する行為になるのかもしれない。僕には関係ない話だけれど。

僕は僕個人のブログで、僕個人の意志を表明しているだけである。誰に聞けとも共感しろとも強制することなく。海に向かってバカヤローと叫んでいるようなものである。

見たくないものは見ない。

ふん。今年の三宅島バイクフェスタについては、僕は完全に無視してやったぜ。

■バイクで復興、正念場 三宅島、娯楽路線は好評…インパクトに課題 - MSN産経ニュース
~噴火災害からの復興を目指す伊豆諸島・三宅島(東京都三宅村)で17日から始まったバイクイベント「チャレンジ三宅島’08モーターサイクルフェスティバル」は19日、多くの課題と可能性を残しながら閉幕した。「復興の起爆剤」として期待が依然として大きい一方、昨年よりも期間中の来島者数が減少し、開催に伴う経済効果を実感できない島民も多く、早くも正念場を迎えた。~
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/081020/tky0810200219003-n1.htm

まあしかしこれほど見る角度によって、それぞれが抱く感想が異なるイベントも珍しい。概ねそういう状況というのは、一部の推進派だけが熱心で、周りは冷めてるってことが多いんだけど、これはどうなんだかね。僕は無視してやったからわかんないけど。このまま順調に観客数が「減少していけば」、計算上は5年もしないうちに終了ってことになるはずだけど。

~運営費は都から村への交付金が充てられる。昨年が約3億円で、今年は約2億2000万円。島民の中には「3億円も使って900人だったら、3000万円のイベントを10回やった方が人が集まる」(60代の男性商店主)などの厳しい意見も根強い。~

いやあまったくそのとーし!聞けば去年はちょろっとハーレーで走ったタレントの岩城滉一に1000万円も払ったっつーし、つくづくこのイベントやってる連中の金銭感覚はどうかしてる。しょせん自分のフトコロの痛まない税金だし、好きに使ってなにが悪いってところか。

~バイク愛好家で、一般ツアー客として参加した東京都稲城市の石川良一市長は「バイクを持ち込むという発想には限界があるのでは」と指摘。「レンタルバイクを充実させて手ぶらで来てもらう」「仮に公道レースが無理ならエンターテインメントに徹し、歌謡コンサートなど島民が喜ぶようなものも提供してはどうか」などのアイデアを披露する。~

こういうのが前向きな発想っていうんだよ。僕もそう思うな。三宅島には、電動バイクを中心にしたレンタルバイクを置いて、それを来島した人に使ってもらって、三宅島の自然の中を自由にトレッキングしてもらうとかさ。島の大きさと機動性からしたら、電動バイクが最適でしょ。それなら三宅島の自然といった観光資源も生かせるものになるし、ヤマハとかホンダとかも車両提供しやすいだろうし、そもそもがレースなんざ関係ないって話にできるしさ。

三宅島でバイクバイク、レースレース言ってるやつらはいいかげん目を覚ませっつの。

三宅島はどこ?

単純に、ひとつのバイクイベントとしては成功したってことだろ。

■【レポート】チャレンジ三宅島'08 モーターサイクル フェスティバル in お台場 | ライフ | マイコミジャーナル
無料イベントということもあり、好天も手伝ってかなりの来場があった~
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/07/08/daiba/index.html

ふん。某女性モータージャーナリスト様は、この盛況に鬼の首取ったようなはしゃぎようだが、僕には相変わらず三宅島が単なる出汁に使われてるようにしか見えないけどな。何度繰り返し考えてみても、三宅島とバイクの接点が明確にならないし、今回のこのイベントだって、どうにもこうにも三宅島の影が薄く見えてしかたない。物販であわびを提供?それでお客さんが喜んでるって?そのためのスポンサードby三宅島なのか?本末転倒も甚だしい気がするが。

タイトルにもあげたけど、ここまでの盛況は、場所がお台場で、無料のイベントだったからだ(それに加えて好天の休日だったからだ)。これで今年の三宅島でのイベントも同じくらいの大盛況になるだろうというのは状況の見通しが甘すぎる。だいたい、ここを訪れた観客のどれほどの割合が、三宅島復興のことにアタマを割いたのか。そしてその中から、実際に今回と同じようなイベントを見るために、遠路はるばる三宅島まで行く人がどれくらいいるのか。あれとそれ、これとそれが全部一緒くたになってまぜこぜ状態で判断されてる。まったくもってわけがわからない。

今回のお台場でのイベントに限って言えば、別に僕はこういうコントロールされた環境下でバイクイベントを開催することにはなんの反対もしないよ。バイクの認知向上だったりその振興だったりには良い影響が見込まれるのは間違いない。これだけのボリュームを詰め込んだバイクオンリーのイベントをやったことには一定の評価は与えてもいいかもしれない(少なくとも、都心部でここまで大きなバイクイベントを開催したことはかつてなかったことだと思う)。だけど、それと三宅島のこととは話が違う。ましてや将来的に三宅島の公道を使ったバイクレースを目論む東京都の首長が相変わらず旗振りの先導をしている。そうした裏の面を考えたら、何をどうしたって諸手を挙げて阿呆のように喜ぶことなど僕にはできない。飲んだら毒物になる劇薬に、これでもかと何重にも糖衣をまぶしてその本質をごまかし、騙している。その一環が今回のお台場のこれではないのか。

しかしこのお台場のイベント、プレイベントにしては大サービスだな。白バイ隊のデモ走行にモタード、フリースタイルにドラッグレースの大盤振舞い。三宅島本島でやれること以上のものを今回見せてしまったんじゃないだろうか。「ここで見たからもういいや。お腹いっぱい」そうならなければいいけどね。


[関連する話題]
●アーブ山口さんのエントリー:税金の無駄遣いの象徴ともなったお台場プレイベント(maderv.com)

[さらに追記:現実を見よ]
●アーブ山口さんのエントリー:第2回定例会一般質問(08/6/17):(maderv.com)
===================================================
~モーターサイクルフェスティバルについて問う
 私は今の三宅は、お祭り騒ぎ所ではないと思う。島の中を歩いてみてください。伊ヶ谷では、消火栓を直してお金がないからといって、村道に砂袋をおいてそのままです。また、島下では、砂防工事で大型トラックが走り、タイヤの幅で大きくしずんいる。先ず、こうゆう所を直して下さい。~


~オートバイフェスタについて寄せられた村民の声を紹介しますと、

1)身近な島おこしではないし、イベントの島アピ-ルとしてはお金が掛かりすぎだ、三宅にお金が落ちるようにし、これだけの予算は産業振興につかってほしい。
2)予算と実績の対比、協賛金などの情報公開、メリット、デメリットなど関係者の誠意ある報告を伺いたい。
3)打ち上げ花火的な行事も悪くないが、継続性のある文化事業、観光事業を実地した方がよい。


などありました。まだまだ住民の合意をえられていない、今後こうした意見をくみ上げて欲しい。~

===================================================
※注:必ずリンク元の全文を繰り返し読むように。

三宅島でバイクレースだイベントだと浮かれている人たちよ、これを見てもまだ自分たちが何に加担しているのか気づかないか。ほかにできること、やるべきことは山ほどあると思わないのか。君たちの目には映らない(否、単に見たくない、知りたくないからと目をそむけている)現実を直視する勇気は、相変わらずないのか。

僕はこの三宅島に関する質疑応答を見て絶句した。本当に、絶・句した。言葉がなかった。

復興もままならず、満足な生活支援すら受けられず、孤独死する老人すら発生している島で、おまつり騒ぎのバイクイベント開催など片腹痛い。罪深いにもほどがある。

こうした現実を踏まえた上で、手前勝手に実施したバイクイベントに相乗りして、自分たちだけが楽しんだあげくに、「三宅島のみなさん、本当にありがとうございます」などという言葉がどの口から発せられるのか。三宅島の人たちがバイク乗りの軽薄なエゴの犠牲になっているとは思わないのか。浮かれ上がる君らの足元でどれほど多くの無駄なカネ(税金)が消費され、本来向かうべきところとは別のところに落ちているのかまだわからないのか。君らはどこまで愚純で鈍感なんだ。こうした状況が一向に改善されないことに、僕はすでに怒りを通り越して悲しみすら覚える。

僕は繰り返し表明する。三宅島でのバイクレース・バイクイベント開催には絶対反対であると。

"三宅島モーターサイクルフェスタ(バイクレース)に絶対反対!"(賛同表明)

■三宅島モーターサイクルフェスタ(バイクレース)に絶対反対!(maderv.com)
~mixiのコミュニティの参加者の募集~

"尊敬すべき先輩ライダー達が築いた「ロードレースはサーキット」という正義をみんなで守ろう!"
http://www.maderv.com/Miyake080410/Miyake080410.htm

僕は性分的にmixiは合わなかったので、そちらでの展開がどうなっているかはわからない(アカウントを削除してしまったので中に入れない)のだけど、三宅島でのバイクレースの件についてアーブ山口さんがおっしゃっていることには全面的に賛同するので、こちらにリンクさせていただくことでその意思を表明したい。心あるバイク乗りの方にはぜひ参加を呼びかけたい。(賛同はなくとも状況の認知はしてほしい)

しかし今年三宅島でバイクレースやるって本当ですか。まだ都知事は目が覚めないんですか。ケンドー・コバヤシじゃなくてもこう叫びたくなる。

正気ですか!? と。

ちょっとドキドキ。

うあーアーブ山口さんからメールもらってしもた。しかも僕のブログにリンクまで貼ってもらってしもた。どうしようどうしよう。どきどきdokidoki。ちょっと緊張します(笑)

■三宅島バイクレースに絶対反対(アーブの手紙)
~石原の提灯持ちが2輪業界にも出現記念~
http://www.maderv.com/Diary080331/Diary080331.htm

アーブ山口さんといえば、バイクに乗るテキスト系ブロガー(というくくりがあるとかないとか)からすると神か悪魔かというくらい恐れ多い人(という勝手な僕のイメージ)なので、まさかそんな方からメールやリンクを頂戴するとは。青天の霹靂とはまさにこのこと。アーブ山口さんからのメールが届いているのに気づいてからは、脳みそが痺れたみたいになってしまって、昨日はまったく仕事も手につかない状況に陥ってしまった。

@@@

アーブ山口さんからは、僕がこれまで自分のブログにあげてきた、三宅島バイクレースのことを参考にさせていただいたので(リンクもさせていただいた)という連絡だったのだけど、先の「アーブの手紙」に取りまとめられた三宅島に関するそれは、僕が思いつきで書き散らかしてきた戯言とはまったく違って、確かなデータと揺ぎ無い思考に裏打ちされたものであって、僕はあらためて自分の三宅島バイクレースに関するエントリーを読み返して顔から火が出る思いだった。(いや、もちろんその時々で自分が言ってきたことにはいまだなんら変わりのないことを確認したわけでもあるんだけど。僕のこれまでの三宅島に関するエントリーについては付け足すことは何もない。あれが僕の思いのたけのすべて)

ただ、正直に言えば、僕にとっての三宅島バイクレースは、すでに過去のものになっている。昨年開催された「三宅島バイクフェスティバル*」は、あくまで僕の立場と数多伝え聞く内容からすれば「大失敗」で、「いくらなんでも"次"はないだろう」と思っているからだ。僕自身は、三宅島の復興にかこつけて、バイクが出汁(ダシ)に使われる(あるいはその逆)という状況が許せなかったわけで、ましてや三宅島の公道を使ってバイクレースを行うということをあまりに軽々しく公言する都知事の姿勢にについては、バイク乗りをバカにしてるとしか思えず腹立たしくてならなかった。それがあのような「大失敗」に終わってくれたことには、内心ほっと胸を撫で下ろしたところなのである。

*正確に表記すれば「チャレンジ三宅島 '07 モーターサイクルフェスティバル」となる。何にチャレンジしたんだかって感じだけど。

三宅島の復興という題目からいつしか枝葉の部分ばかりが肥大化し、幹や根が枯れてしまったあのようなお仕着せのイベントに僕は興味を持てなかったし、「注目することすら罪」とも思えた。だから僕は三宅島のバイクイベントは無視するようにしたし、その開催についても疑念と反対を表明し続けてきた。まあ世間的にはそもそもからしてあのフェスティバル自体が認知されていなかったので、影響力についてはどっちもどっちだったと思うけど、先のアーブ山口さんの記事にもあるように、三宅島でそこらを走っているバイクを走らせるというだけで6億円以上の税金が投入されたわけで、それだけの金額があれば、三宅島が望む本来の復興支援策の1つやふたつくらいの足しにはなったはずだ。まったくもったいない。まったくくだらない。

※もっとも、三宅島バイクフェスタの6億というのも、新東京銀行赤字補填の支援策(追加出資)400億の前でははなくそハナちゃんみたいなものかもしれないけどね。「なんだよたかが6億くらいでがたがた言いやがって」と都知事は思っているんだろうか。しかし東京都ってお金持ってるよなあ。それをこうやってちょっとした思いつきだけで好きに使いたい放題なんだからすごい。僕はまさか新東京銀行の追加出資が議会を通るとは思わなかった(し三宅島のバイクイベントもやるとは思わなかった!)。

ところで三宅島のバイクイベント、今年はもういくらなんでもやらないよね?やるのかな。やるとなったら、僕はまたこのちっぽけなブログで、それに対する疑念を表明し続けなくてはならない。それはそれでものすごく面倒くさいことなので、やっぱり三宅島バイクフェスタはやめて欲しい。いろんな意味で個人的に迷惑なのだ。

●「三宅島」キーワードで見る、当ブログのスタンス

所詮、何の縁も所縁もない土地でござんす

アホらしい。(80年代の女子高生口調で)ばっかみたい。

■前田淳メモリアル ギャラリー、三宅島に予定なし | Response.
~平野祐康三宅村長が「チャレンジ三宅島'07モーターサイクルフェスティバル」記念として打ち出したオートバイレーサー、故・前田淳選手の常設展が、実際はまったく計画されていないことが関係者の話からわかった。~

なんだかため息出ちゃうな。

故人には何の責任もないことだけど、三宅島という土地と、前田淳選手と(ましてやバイクと)、どんな関わりがあるというんだ?相変わらずピントがずれたというか的外れというか、取ってつけたようなことばっかりやってるなあそこは。

(郷土資料館を管理する三宅村教育委員会の担当者は)
~そもそも郷土資料館にオートバイ展示が趣旨にあうのかどうかわからない~


うん、僕もそう思う。三宅島の歴史に、バイクがなした影響なんて、まだ鼻毛の先ほどのこともないと思うし、前田淳選手にしても、三宅島で「バイクレースをやりたい」という思いはあったかもしれないが、それがどの程度純粋に三宅島を「復興させたい」という思いとつながっているのかということには疑問符が点る(確認したくとも当人がもういないのだからわからないが)。

ともあれ。三宅島の復興が切実な問題だとは理解するけど、もっと根本に立ち返っていろんなものごとを考えたほうがいいんじゃないだろうか。何度も言うけど。なにかやるならもうちょっと順序だててやったほうがいいよ。

ジャーナリストとしての見識を疑う。

所詮この国にはまっとうな二輪のジャーナリストおよびジャーナリズムなんか、ハナから存在していないのだからして。

>(チャレンジ三宅島07モーターサイクルフェスティバル)復興の呼び水課題残す(asahi.comマイタウン東京)
~(中略)公道レースを開催するとなれば、安全確保のために大幅な道路改修の必要がある。石原知事も「島1周のレースはたぶん難しい」とトーンダウンしており、実現への壁は高い。それでも、参加した横浜市の2輪ジャーナリストの小林ゆきさんは「日本中をバイクで回っているが三宅島は道幅も起伏もあり、すごく良いコース。可能性を持った島なので、ぜひ続けてやってほしい」との期待を話した。 ~

けっ。ほかにまともに受け答えできるバイク業界の人間はいないのか。いないんだろうな。こと三宅島のことについては、なにかっつーとこの人の意見が珍重されてるようだけど、マン島と三宅島を混同して考えている時点で、僕に言わせてもらえば終わってるよ。レースについての認識も、本当に業界人なのかと思うほど甘い。この人の話は物事の定義があいまいすぎていい加減で、まったく役に立たないよ。言ってることに終始一貫性がないのも困る(おいおい自身が推していたレースの話はどこに行った?)。この人はなんでもかんでも「バイク」だ。あちらで「バイク」の文字が躍れば飛んでいき、こちらで「バイク」という言葉が囁かれれば飛んでいく。で、言ってることといえば、バイク全肯定。バイク性善説。ただそれだけ。自省と反省はゼロ。まったくご苦労さまなことだ。

僕もバイクを愛する(というかライディングが好きと言ったほうがいいのか)人間だけど、ここに出てきている二輪ジャーナリストさまとは、それに臨むスタンスと認識がまったく違う。バイクに関することならなんでもウェルカムとは、僕はまったく思っていない(僕は、バイクなんぞ、功罪合いまみえる中での"罪"の比率のほうが高いと思っている。だから、それに関することをやるならちゃんとやらなきゃダメなんだと)。三宅島の復興支援策と、バイク振興と、公道レースは、それぞれがまったく異なる次元で協議されるべき内容だというのに、なぜそれが三宅島というくくりのなかだとすべてが混同されて適当に結論付けられてしまうのか。僕にはそのいい加減さがまったく理解できない。こんな程度が日本の二輪ジャーナリズムだとするならあきれるしかない。というか逆に迷惑すら感じている。「所詮バイク乗りの考えてることってこんなもんか」と思われることが不愉快なのだ。

今回の三宅島のことで、バイクというものにフォーカスがあたった際に、バイク乗り全員がこのジャーリストさまの言ってることに賛同していると世間的に思われることは僕は絶対に許せない。(僕のような)一介の小市民とジャーナリストさまの言うことでは、世間的な受け入れられ方がまったく違うことはわかっているが、でも、だからこそ、そうした状況に対する僕なりのせめてもの抵抗として、この僕のブログで僕自身の考えを掲げている。

三宅島でバイクレース?馬鹿げているよ、と。

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