最初やったときは「なんじゃこりゃ」と思ったんだけどね。
>MotoGP 07 by CAPCOM※パッケージ画面まで著作権かかってんのかこれ。
デフォルトのセッティングだと、いかにもゲーム的なマシンの動き(ロールが軽すぎる!)なんだけど、サスをソフトに、レスポンスをダルにすると、なかなかにいい案配の挙動表現ができるようになって、それに気がついてからはとたんに面白くなった。
マシンごとのハンドリングの味付けがなかなかによくできてる。
真っ先に走らせたのはもちろんヤマハのM1。ライダーはロッシ。M1はとにかく「突っ込み太郎」なハンドリングで、マシンを曲げるには常にブレーキで突っ込んでいかなくてはならない。曲がりこんだコーナーのクリッピングから先でさらに旋回角をあげようとするには、アクセル抜くだけではぜんぜんだめで、再度ブレーキをかけてとにかくフロントを中に入れてやらないとだめ。パーシャルやアクセルオンでの二次旋回(旋回角のコントロール)という概念がないマシンになってる(笑)→これが実物のハンドリングをどこまで正確に再現しているかについてはかなり大きめの疑問符が点灯するけど。
次に走らせたのは今季のチャンピオンマシン、ドゥカティGP7。ライダーはストーナー。ドゥカティはもうね、ホイルスピンとウイリーの嵐(笑)そんだけパワーあんだぜこんちくしょう!というのが実にわかりやすく表現されてる。
ホンダのRCVは前出の2車に比べるとニュートラル。アクセルオフでも素直にマシンが曲がってくれる。突出した性能は感じないけど、走らせやすい。
スズキとカワサキはいまのところ未使用なので感想はない(汗
という感じで、シミュレーターというよりはゲーム寄りだけど、そのバランスがなかなかよくできてる。個人的にはシミュレーターとしてみたときのツーリストトロフィーや、ゲームとしてみたときのナムコのMotoGPシリーズより肌になじむ。面白いと思う。
難点を挙げるとすれば、とにかくロードが遅い!遅すぎる!ってことと、ライダーのライディングフォームが全員「トニ・エリアス」(=峠の兄ちゃん)だってこと。あとバリエーションがなく、捨て鉢なゲームモードにもう一工夫あれば、と思うけど、MotoGPを楽しむゲームとしてはとても親切で、わかりやすくできてると思う。
ゲーム自体の開発はCAPCOMというよりはそこから外注されたイタリアのソフトメーカーの仕事のようだけど、事前に危惧されたようなクソゲーの類ではぜんぜんなかった。グラフィック(テクスチャ)がいかにも洋物でございっていうのが目になじめば、ゲーム後のリプレイなんかも実際のレースを見るがごとくに楽しめる。MotoGPのレースが好きで、PS2しか持ってないという人にはお勧めしておく。だってほかにPS2で気軽に遊べるバイクレースのゲームなんかないし(笑)